うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界24

定かでないもの 雲を見て、いろいろな形を想像するのは楽しい。また、その形を楽しむかのように、雲にはたくさんの名前が付けられているのだが、石元の撮る雲は、何かの物

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界23

伊勢神宮 一昨年、ある研修で知り合った伊勢・神宮美術館の方が「遷宮の行事で忙しくて」と、言っていた。「あれ、もう遷宮の年?」と思ったら、やはり次の式年遷宮は平成

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界22

目黒川の造形美 これが川面だと、果たして皆さんはイメージできるだろうか。目黒川を撮ったというから水面なのだろうが、私にはどうしてもモダンな一副の水墨画に見えてし

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界21

東京 山の手線界隈 斜め45度の姿勢から、カメラ目線でポーズをとるネコは、なかなかのモデルっぷりである。この青果店の店主のような貫禄である。画面左で揺れる、宅配

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界20

雑誌の仕事 鍬を地に下ろし、慎ましやかに目を伏せる労働者の姿は、祈りを捧げているような静寂に包まれている。斜面の層、鍬の柄、絣の縞模様が、緩やかな均等を見せ、前

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界19

ある日ある所 先日、少し遅めの夏休みを取りフランスを旅した。マルク・シャガールのステンドグラスがあるランス大聖堂と藤田嗣治の教会を見るということ以外に特に目的も

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界18

日本の祭り 高知の夏を彩るよさこい祭が終わると夏のピークも過ぎ、街はいつものゆっくりとした時間へと戻っていくようである。商店街の賑わいを求めて始まったこの祭りも

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界17

独自のリアリズム 「これは銀座の和光の前。奥にいる浮浪者風の男を狙っていたら、進駐軍の男と娼婦が前を通ったので撮った。冬の夕方4、5時くらいだったかな」 という

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界16

日の丸の風景 サッカーのワールドカップ(W杯)は、ホスト国ドイツなど欧州勢がベスト4に進出、世界を熱狂させている。ジーコ・ジャパンは残念ながら一次リーグで敗退し

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界15

“成り行き”と“とことん” 2度目のシカゴ滞在から日本に帰ってきた石元は、東京綜合写真専門学校や、東京造形大学などの教壇にたつ傍ら、シカゴ時代と同様に、自分の生

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界14

色とかたちが重なって ここに紹介している「色とかたち」という多重露出の仕事は、竹中工務店の企業誌『アプローチ』の表紙を長い間飾ってきた。 シルエットの美しい木立

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界13

禁欲の中のエロス 「伝真言院両界曼荼羅(まんだら)」は京都の教王護国寺(東寺)にある。胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の二副一具の作品。大きさはそれぞれ約180×15

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