高知県立美術館 コレクション・テーマ展
「写真の冒険 シカゴの写真家たちを中心に 石元泰博コレクションより



当館が誇る「石元泰博コレクション」には、高知ゆかりの写真家・石元泰博の自作のみならず、同時代に活躍した写真家たちの手によるプリントも含まれています。本展では、石元が写真を学び、多大な影響を受けたインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)の恩師や学友をはじめとするシカゴの写真家たちや、生前交流のあった国内外の写真家たちの作品を中心に紹介します。

「写真とは、人生と同じく、冒険である。」
—ハリー・キャラハン(写真家/インスティテュート・オブ・デザインでの石元泰博の恩師)

主な出品作家

ラースロー・モホイ=ナジ、ハリー・キャラハン、アーロン・シスキン、ネイサン・ラーナー、マーヴィン・E・ニューマン、ルシアン・クレイグ、エメット・ゴーウィン、チャールズ・スウェッドランド、須田一政、原直久、奥村光也 他(予定)

特別上映
丹下健三「自邸」再現CG

石元の眼差しにもとづき制作された建築家・丹下健三の「自邸」再現CG映像を上映します。*会期中ループ上映。

制作|TOPPAN株式会社 監修|豊川斎赫(千葉大学准教授)

トークイベント「丹下健三と石元泰博(仮称)」

丹下健三研究の第一人者である建築史家の豊川斎赫氏に、丹下建築と石元写真の関係や、CG映像の制作秘話などについてお話しいただきます。

日時|5月11日(土)14:00~15:30
会場|1階 講義室 聴講無料・予約不要
講師|豊川斎赫(千葉大学准教授)

豊川斎赫(とよかわ さいかく)
建築家・建築史家。1973 年宮城県仙台市生。東京大学大学院工学系建築学専攻修了。現在、千葉大学大学院融合理工学府地球環境科学専攻都市環境システムコース准教授。主著に『丹下健三 戦後日本の構想者』(岩波書店 2016)、『国立代々木競技場と丹下健三』(TOTO 出版 2021)など。

学芸員によるギャラリートーク 

日時|4月27日(土)、6月8日(土)各13:30~ ※要観覧券

石元泰博・コレクション展「きらめき」

ガラスや陶器、漆器等を被写体にした作品を紹介します。

会期|4月14日(土)~6月16日(日)
会場|2階 石元泰博展示室