石元泰博・コレクション展「ヌード」

《ヌード》1957年頃 Nude, c. 1957 ©Kochi Prefecture, Ishimoto Yasuhiro Photo Center

アメリカで先端的なモダンデザインと写真の教育を受けたのち、1953年に東京へと拠点を移した石元は、学生時代に撮りためた作品の発表や、代表作〈桂離宮〉の撮影と並行して、日本の写真雑誌への撮り下ろしにも精力的に取り組みました。その中でも、東京の風景やこどもを写した連載などと並んで注目すべき仕事に〈ヌード〉が挙げられます。
西洋絵画の流れを汲みつつ、写真独自の表現が追及されてきたヌードの分野に、戦後多くの日本の写真家たちが挑むなか、日本写真界で特異な存在感を放っていた石元も、雑誌『写真サロン』の特集記事への参加などを通して撮影の機会を得ています。手掛けた作例はごく限られますが、情緒を排し、切り詰めた構図のうちに被写体を即物的に捉えた作品によって、その個性と実力とを存分に発揮しています。
本展では、50年代に取り組まれたシリーズを、知られることの少なかったカットとともに紹介します。

 

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石元泰博・コレクション展「雪のシカゴ」

令和6年度第3回目の石元泰博・コレクション展は、写真家にとって第2の故郷とも言えるアメリカ・シカゴにて撮影された作品を紹介します。 1939年、家業を継ぐべく農

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石元泰博・コレクション展「伊勢神宮」

桂離宮を捉えた一連のシリーズで、日本の伝統建築を西洋的モダニズムの視点によって写したと評される石元泰博。石元にとって日本古来の建築様式を今に伝える伊勢神宮は、1

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パリでの石元泰博展開催のお知らせ|2024年6月19日(水)- 12月22日(日)ル・バル(LE BAL)

この度、フランス・パリにあるアートセンター「ル・バル(LE BAL)」にて、高知県立美術館所蔵作品による写真家・石元泰博(いしもと やすひろ・1921-2012

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