石元泰博・コレクション展「街」

常に自らが住む土地を被写体に写真表現を深めていった石元にとって、写真家としての修練を積んだシカゴと、人生で最も長い時間を過ごした東京は特別な街です。
当館石元コレクションの多くを占めているのも、こうしたシカゴと東京の街を写した作品です。これらの作品群は、《シカゴ 街》や《東京 街》といったごく簡素な共通したタイトルが付されることが多いものの、その内実は、時代や石元の関心の移り変わりなどを反映し実に多様です。
本展では、代表作や写真雑誌での連載シリーズを中心に、2つの街を写した作品を3期に渡って紹介します。
各会期の概要
右:《東京 街》《東京 街》1962年頃 *2期にて出品
©高知県,石元泰博フォトセンター