石元泰博・コレクション展「ビーチ」

《シカゴ ビーチ》1948-52年 ©高知県,石元泰博フォトセンター

石元泰博は、卓越した造形感覚と、モノクロームの諧調が美しい写真作品で国際的に評価を得ている、高知ゆかりの写真家です。戦後シカゴにて、バウハウスの 流れを汲むインスティテュート・オブ・デザインで写真の基礎を学び、その後日本に生活の拠点を写した石元は、日米両国でビーチを訪れ撮影を行いました。 人々が砂浜に集い憩う様子や、家族や友人、恋人と休日を謳歌する姿、穏やかな波が打ち寄せるひとときなどが、石元ならではの視点で捉えられ、石元写真を代 表するシリーズのひとつです。本展示では、前期はシカゴの、後期では江の島と鵠沼のビーチを紹介します。

 


[出品情報]「丹下健三と隈研吾 東京大会1964/2020の建築家 パリから今治へ—凱旋帰国展—」展(今治市玉川近代美術館)

愛媛県の今治市玉川近代美術館にて開催される展覧会に、当館所蔵の石元泰博作品10点が出品されます。2024年にフランス・パリの日本文化会館で開催された展覧会「丹下

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石元泰博・コレクション展「落ち葉と空き缶」

1985年初秋。ニューヨークのセントラルパークを歩いていた石元は、ふと目に入った、ベンチの上に落ちて雨に濡れた枯れ葉に心を奪われます。 これをきっかけに撮影を始

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石元泰博・コレクション展「雪のシカゴ」

令和6年度第3回目の石元泰博・コレクション展は、写真家にとって第2の故郷とも言えるアメリカ・シカゴにて撮影された作品を紹介します。 1939年、家業を継ぐべく農

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