[対談シリーズ]生誕100年 石元泰博写真展 関連企画

写真家・石元泰博(1921-2012)の生誕100年を祝し、東京都写真美術館、東京オペラシティアートギャラリー、高知県立美術館の共同企画、「生誕100年石元泰博写真展」を各会場で開催、過去最大規模で石元泰博の作品を詳らかにします。
本動画は、写真家・石元泰博と出会い、関わり、共鳴したさまざまな人々が『石元泰博―写真という思考』著者・森山明子(武蔵野美術大学教授)と語らいます。
石元泰博の仕事、人生、その魅力を存分にお楽しみ下さい。

[vol. 1]飯沢耕太郎氏(写真評論家)

初回は、写真評論家の飯沢耕太郎さんにご登場いただきました。「写真界の“まれびと”としての石元」など、石元の仕事を読み解く上で重要な手掛かりとなるお話をたくさんお聞かせくださいました。
>テキスト版はこちら

[vol. 2]原直久氏(写真家)

石元泰博「桂離宮」シリーズのポートフォリオのプリントを石元から任され担当 した写真家の原直久氏が、制作者の立場から石元との出会いとその素顔、そして プリントでの苦労まで、さまざまに語ります。

[vol. 3]内藤廣氏(建築家)

自作の撮影を依頼するなど石元と深く交流した建築家の内藤廣氏が、石元の撮影の様子、戦後「建築写真」における特異な位置、さらに近代的な分裂を生きた制作者としての姿まで、渾身の石元論を語ります。

[vol. 4]畠山直哉氏(写真家)

石元の盟友であった大辻清司に学んだ写真家の畠山直哉氏が、「造形」をキーワードに20世紀の芸術家としての石元について、また写真を撮ることの意味が変容した今日の視点からその意義について語ります。

[vol. 5]増田玲氏(東京国立近代美術館主任研究員)

1996年に「石元泰博展:現在の記憶」を企画された、東京国立近代美術館主任研究員の増田玲氏に、移ろいゆくものを写した「刻」シリーズと「伊勢神宮」の関係をはじめ、石元作品について幅広く語っていただきました。

[vol. 6]太田徹也氏(グラフィックデザイナー)

デザイナー・田中一光の一番弟子であり、竹中工務店のPR誌『approach』他で石元と多数協働、晩年のほとんどの写真集のデザインを手掛けた太田徹也氏に、貴重なエピソードを多数お話しいただきました。