うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界12

桂離宮のきれいさび 今回からは舞台を日本へ移そうと思う。石元の代表的なシリーズに、京都の桂離宮を撮影した<桂>がある。柔らかな光の中で軽やかなリズムを生み出す障

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界11

最後のシカゴ暮らし 「アメリカへ戻ってから半年目、滋(石元夫人)が、日本美術工芸を売るS.H.モリのギャラリーに勤めた。私はとにかく写真の仕事をはじめた。ミノル

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コレクション

概要 (1)プリント 34,753枚日本(東京、万博、東北、祭、広島など)/シカゴ、かたち(プロダクト、習作、紙)/うつろい(空き缶、落ち葉、雲、雪の足跡、人の

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界10

シカゴ―雪の造形 周囲との景観の関係性など無視して、思い思いの建築が行われ、われ先に目立とうとする巨大な看板が建ち並び、瞬く間に増殖する日本の街は、美学を基礎と

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界9

作品の中の暗号 二人の男を中心に、群衆がかたずをのんで一点を見守っている。ここには、今まさに何かがおきようとしている緊張感が感じられる。そして、中心にどしりと立

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界8

シカゴの光と影 先月(10月)末は、石元夫妻の結婚記念日だった。1954年に結婚されたということだから、昨年(2004年)、金婚式を迎えられたことになる。お二人

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桂、伊勢、そして石元泰博という写真家

「写真家・石元泰博の眼―桂、伊勢」関連事業 スペシャル・トークショー 桂、伊勢、そして石元泰博という写真家 企画展「写真家・石元泰博の眼―桂、伊勢」関連事業 開

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刊行物・グッズ

図録 『石元泰博 生誕100年』平凡社、2020年3,630円(税込)、304ページ 2020年から2021年にかけて東京都写真美術館、東京オペラシティアートギ

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プロフィール

1921年6月14日、アメリカ・サンフランシスコに生まれる。3歳のとき両親の郷里である高知県に戻り、1939年高知県立農業高校を卒業。同年、単身渡米するが、間も

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界7

ハロウィンの子ども 前回紹介した少女の写真は、公園で遊んでいる子供を撮ったものだったが、少女は木に縛られていて、虐待を受けているように感じられた方も多かったよう

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界6

二つの国のはざまで 今年(2005年)は、戦後60年という節目の年で、メディアもさまざまな方面で戦争を検証する特集を組んでいた。NHKの新日曜美術館では、世界的

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うつりゆくもの 変わりゆくもの 石元泰博の世界5

ノース・アベニュー・ビーチ シカゴ市民の夏のレジャーの一つは、海水浴ならぬ湖水浴である。内陸地のシカゴに海は無い。広大な五大湖の一つミシガン湖畔が彼らのビーチだ

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