石元泰博・コレクション展「かたち」

《日本のかたち》 1957年頃 ©高知県,石元泰博フォトセンター

石元泰博の仕事の中に、シンプルに“もの”だけを写した作品があります。線と面が作り出すかたちに、テクスチャーの要素も盛り込んだ、石元の魅力的な仕事の一つです。 石元が写真家として活動を始めた最初期のシリーズの一つに「かたち」があります。磁器、木、漆などから生まれる、日本の伝統的な品々が見せる「日本的なかたち」の特徴や質感をデザイン的に表現しました。 日本の製造業の業績が飛躍的に伸びていた70~80年代頃には、自動車メーカーやガラスメーカーの仕事にも携わりました。石元が写した車のパーツや理化学製品などは、美術作品をほうふつとさせるものです。 本展示では、石元が見出した、日本の工芸品や工業製品に表れる「様式の美」を中心にご紹介し、石元の写した「かたち」の魅力に迫ります。


[出品情報]「丹下健三と隈研吾 東京大会の建築家たち」展(パリ日本文化会館)

フランスのパリ日本文化会館(Maison de la culture du Japon à Paris)で開催される展覧会「丹下健三と隈研吾 東京大会の建築家た

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石元泰博・コレクション展「きらめき」

今年度第1回目の石元泰博・コレクション展では、「きらめき」をテーマに、ガラスや陶器、漆器などを写した作品を紹介します。それぞれ被写体や撮影年が異なる本作品群は、

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高知県立美術館 コレクション・テーマ展
「写真の冒険 シカゴの写真家たちを中心に 石元泰博コレクションより

当館が誇る「石元泰博コレクション」には、高知ゆかりの写真家・石元泰博の自作のみならず、同時代に活躍した写真家たちの手によるプリントも含まれています。本展では、石

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